星撮り日記

3ヶ月ぶりの遠征でした

2022/08/31
天体写真 0
天体写真 ASI294MMPro
こんにちは。nabeです。
最近、5月から10月は日本の雨季だということにして、撮れなくても仕方ないと心を落ち着けるようにしています。
しかし雨季でも晴れ間はあるもので、実に3ヶ月ぶりに撮影に行くことができました。
2回目の浄土平です。

5月末に網状星雲を撮影してから、夏のシーズンは無慈悲に過ぎ、気付けばもう秋の夜空になっていました。ナローバンドでは初めて撮影しましたハート星雲です。

H_2022-08-30_hart-ps.jpg

IC1805ハート星雲
カメラ:ZWO ASI294MM Pro
望遠鏡:Askar FRA400
架台:Sky-Watcher EQ5GOTO赤道儀
ガイドカメラ:QHY5LIIM(120mmF4)
設定:Gain120 Offset20 180s×30×3(A,S,O)4h30min
処理:PixInsight, Photoshop




ハートの中心の構造と暗黒帯が萌えポイントです。

日本でよく見る虹色みたいなカラーではなく、海外でよく見るようなオレンジと深い青のカラーで仕上げてみました。SAOを1:1:1で合成したあとにPixinsightのSCNRをかけただけですが、うまく行ったようです。おそらく対象によってもかかり具合が違うと思うので、今回はたまたまうまくできただけかもしれませんが。

モノクロ画像の処理にもだいぶ慣れてきました。始める前は不安ばかりでしたが、飛び込んでみると意外とあっけなく。色を自由に編集できるのでワンショットよりも自由度が高いともいえます。


望遠鏡はド安定のFRA400です。この鏡筒を買ってからというものの、遠征のたびに必ずと言っていいほど出番があって、一番歩留まりよく成果を残してくれるうちのエースです。自分が買ったときは900ドルくらいだったのが、円安とメーカーの値上げの影響で日本円で19万円くらいの高級鏡筒になってしまったのが惜しまれます。

モノクロカメラって実際どうなの?

半年使ってみた感想です。
処理の難易度はそんなに変わりませんが、撮影の難易度は上がりました。

まず、ピントがものすごくシビアになります。屈折望遠鏡なのでやはり波長ごとのピント位置や星像自体の違いがあって、EAFを使ったオートフォーカスでも追いきれないくらい、ちょっとのピント変化に弱いです。
気温が1度変わったり、上空のシンチレーションが変わったりするだけで星像が肥大してハロが出たりします。APTでFWHMを監視しつつ、星像が大きく変わったらAFを手動で行っています。

あとこれは購入前からわかっていたことなのですが、悪天候への耐性がありません。カラーカメラならF5で2時間も撮れればそれなりに見栄えのする写真が撮れますが、モノクロだとそうもいきません。下手すると2時間でもHαしか撮れません。途中で雲が通過したりするとその後のプランがすべて狂ってしまいます。遠征派ならカラーカメラがいいと思います。

自分の場合、カラー×2+モノクロ×1の3台体制で保険をかけているので、最悪モノクロがポシャっても挽回可能です。
カラーカメラは楽でいいです。EAFつけていれば基本は放置でOK。露出時間が短くてもなんとかなります。

でも、モノクロカメラにしか撮れない絵というものあるので、総合的には甲乙つけがたいです。
これを気流や風の影響で歩留まりの悪い反射望遠鏡と組み合わせて使っている方はすごいです。
遠征メインなら屈折望遠鏡との組み合わせがベターだと思います。

以上、雑感でした。
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