蔵王星撮り遠征

2022/05/19
イベント・遠征 0
こんにちは、nabeです。

ひさしぶりの遠征記です。

もう1週間以上前の話ですが、関東地方は梅雨の走りのような天気でパッとしない中、東北方面は晴天が得られそうだったので、すこし気合を入れて初めての遠征地の宮城県蔵王山へ行ってみました。

埼玉からは圏央道と東北道を経由して約350kmです。ほとんど高速なのでそんなに辛くありませんが、今までの遠征の中では最も遠い場所になります。運転していた時間はだいたい5時間くらいです。

道中は運転していて写真も撮っていないので早速山頂からの眺めをドン
H_IMG_1423.jpg

標高1700mオーバーの眺めは気持ちが良いです。5月も中旬に差し掛かる中でも外気温はこの時点で3度ほど、北風が沁みます。

山頂駐車場へのハイラインは営業時間中は有料ですが、営業時間終了後は自由に出入りできるようです。

車の入りもそれなりにありそうだったので第一駐車場と第二駐車場の境界のあたりに陣取りました。

この日は夜半まで月があって月齢的にはそこまで好条件というわけではありません。薄明も早いので賞味1時間半くらいしか真っ暗な空は楽しません。ではなぜそんなに時間をかけて晴れ間を目指したかというと・・・

H_IMG_1424.jpg
こいつを開封して使いたかったのです。

手乗りシュミットカメラとしてあまりにも有名なSIGMAの最高傑作「105mmF1.4Art」を入手しました。
これを山頂で開封するためだけに5時間かけて山を登ったと言っても過言ではありません。

H_IMG_1426.jpg
チキンなのでじつは家で一度だけ開けて初期不良がないかだけは確認しましたが、ファーストライトはまだ済ませていません。

H_IMG_1427.jpg
手のひらは大きい方ですが、それでも溢れそうなくらい巨大なレンズです。こんな変態じみたレンズを開発販売してくれるSIGMAは神です。天文的には360度回転できる三脚座がついているのも嬉しいポイント。

H_IMG_1434.jpg
ちなみに山頂開封の誤算なのですが、いつも使っているカメラバッグに収まらなくて焦りました。カメラを回転させたり三脚座を回したりしてなんとか収まりました。

このレンズは開放F1.4で明るいので、1時間半あれば天の川を十分に写せると踏んでの強行軍というわけです。まあ最悪撮れ高なくても蔵王観光旅行とすれば良しというメンタルで行ったので問題ありません。

到着後しばらくは霞みがかったような空で少し雲も残っていましたが、レンズのテストや撮影のプランを練ってゆっくり準備しました。
H_IMG_1430.jpg
EOSマウントなのでAPTのLensControlを使ってオートフォーカスが使えます。最初はEAFを使ったオートフォーカスと使う項目が違うために少し戸惑いましたが、これも難なく動いて無事にピント合わせもできることがわかりました。

本当にAPTをはじめ天文機材はEOSの独壇場です。EOSかEOSじゃないかで天と地ほど快適さに差が出ます。

そんなこんなで新しい機材の感触を楽しみつつ、ナローバンドでHaを撮影しつつ、夜が更けていくのを待ち、月没直前には濃い天の川が!

H_11987613-1E2C-4579-A424-E50CF5BADB73.jpg

蔵王行きますと言ったら東北在住の方々から「雲抜けしないと微妙かもしれません」という情報がありましたが、光害にまみれた関東からしたら間違いなくワンランク上の天の川です。この状態でもまだ月は沈んでいません。普段はPCの画面ばかり見て過ごしますが、この日は椅子に寄りかかってぼーっと天の川を堪能するなど、しばし標高1700mのヌケの良い星空を堪能しました。

H_zao.jpg
低空は福島方面の明かりです。たしかに明るいといえば明るいのですが、関東と比べると(以下略)

そんなこんなであっという間に夜が明けてしまいましたが、星空的には大満足でした。

H_IMG_1436.jpg

今回の遠征は蔵王観光も兼ねているのでまだ終わりません。

H_IMG_1435.jpg
片付けつつ車を車中泊モードにして休みます。
夏用シュラフしかないので冬は辛いのですが、さすがに5月は快適でした。ただし、ギャップが微妙に体にあたって痛いので次回までにエアーマットレスは用意しようと思います。

車中泊でそれなりにしっかりとした睡眠が取れるようになったので遠征のハードルも下がります。もう10万キロ超えているので大切に乗りたいと思います。

寝る前にツイッターのフォロワーのふうげつ*さんにお会いしました。後から知ったのですが、ふうげつ*さんは夜中に蔵王登山をして火口湖と天の川のパノラマ撮影をしていたようです。さすがに天体撮影しながらそこまで歩いていく勇気はありませんでした。後ほど山にも登るのですが、昼間でも行くのを躊躇するくらい遠いです。
星景写真を撮る人は一枚にかける情熱が凄いですよね。
素晴らしい写真を撮られているのでぜひツイッターで見てみてください。


さて、片付け終わって前日に買っておいた軽食をつまみ、5時ころに就寝しました。目覚めたのは10時半頃、しっかりと睡眠が取れましたが、寝返りが打てないので少し体が固まってしまっているような感覚です。

H_IMG_1437.jpg

固まった体をほぐしつつ楽しみにしていたお釜見学に出かけます。

H_IMG_1440.jpg

こちらも期待以上の絶景でした。双眼鏡を持って火口のあたりを覗くだけでも自然の圧倒的スケールに驚かされます。ちなみに今向いている方向が北の方なので、天の川とお釜を撮るためには反対側まで歩いていかなければなりません。まともな山歩き装備も持っていないのでこの日は手前側の山と神社への参拝だけにしておきました。

H_IMG_1442.jpg

H_IMG_1445.jpg

降りてくるとすでに第一駐車場にはそれなりの車が来ていました。良い忘れていましたがド平日です。人のことは言えませんが平日でもこれだけ人が来るのは驚きました。さすが観光地です。

H_IMG_1446.jpg

1時間ほど山の空気と散策を楽しんだ後に下に降ります。名残惜しいですが温泉が待っています。

H_IMG_1452.jpg

この場所もフォロワーのさすらいさんに教えてもらいました。「とんとんの丘もちぶた館」と、県内外でもそれなりに有名な施設だそうです。到着したのはちょうどお昼時だったので駐車場も車でいっぱいでした。ド平日なのに・・・。

温泉はアルカリ性の湯で、肌の弱い自分にも入りやすいいい湯でした。酸性湯だとあがった後に痒くなったりして大変なんです。露天で温まって5月の涼しい風でクールダウンしてを何回か繰り返して完全に”ととのった”ところでお待ちかねのお昼ごはん。

H_IMG_1449.jpg

もち豚館というだけあってトンカツが名物です。

これがまた美味でした。肉厚なのに柔らかく、脂っこすぎないジューシーさ、からしを少しつけて食べると肉の甘味が引き立ってご飯が進みます。今まで食べてきたトンカツの中でも一二を争う絶品トンカツでした。

星空も温泉もトンカツも心ゆくまで堪能して帰路につきます。車中泊で固まった節々も温泉でほぐれ、ほぼ20時間ぶりの温かい食事で胃も満たされて大満足でした。

国道4号を下り白石ICから再び東北道に乗って、なんとか帰宅ラッシュに巻き込まれる前に帰宅。

以上、1泊2日の車中泊で行く蔵王満喫星撮り弾丸旅行でした。

また夏にでも行きたいです。

それでは。

関連記事
スポンサーサイト



Comments 0

There are no comments yet.
イベント・遠征